老化に役立つ身近な食品
普段何気なく食べている食品にも、老化を防止する働きを持つものがたくさんあります。無理なダイエツトをしたり、ビタミン剤などを服用したりする前に、まず、身近な食品を見直してみましょう。● 緑茶
カテキンというタンニン質が老化のもとである過酸化脂質ができるのを防止します。ビタミンCも豊富で、血管を強くするビタミンP、血行をよくするミネラル類も含みます。ほかにも新陳代謝を促進する、コレステロール値を下げるなど、多くの薬理効果があります。
● 海藻類カルシウム、リン、鉄、カリウム、ヨード、亜鉛、マンガンなどの豊富なミネラルと、ビタミンA、B群、Cを含む優れた海の幸です。心臓や血管を活発にし、血圧を正常化します。カロリーがなく栄養素を豊富に含むので、肥満が気になる人にもお勧めの食品です。
● にんじん
体内でビタミンAとなるβ－力ロチン、ビタミンB群、ビタミンE、カルシウム、カリウム、鉄などを含みます。小さなニンジン半分弱で一日必要量は十分まかなえます。ビタミンAは細胞を再生させる力があるので、毎日食ペたい食品です。● ごま
ごまはタンパク質が多く、リノール酸、ビタミンBl、ビタミンE、カルシウム、鉄などの成分を含んでおり、たまったコレステロールを体外に排出する作用があります。動脈硬化、心臓病などの成人病の予防にもなります。
● 大豆
老化防止に有効なレシチンという物質を含むほか、肝臓の機能を高める、ホルモンの分泌を正常化する、脂肪を燃焼させるなどの効果があります。
● さつまいも
いも類の中で、いちばん繊維質が多く、ビタミンBl、B2、C、β－力ロチン、カルシウム、リン、鉄、カリウムなどを含みます。便秘を解消するとともに、ビタミンCも豊富に含んでいるので、美容に最適の食品です。
● きのこ類カルシウムの吸収に必要なビタミンDがたっぷり含まれています。また、血中コレステロール値を低下させ、がん・肥満を防止し、血圧を下げるなどの働きがあります。
● ほうれんそう
ビタミンA、C、鉄分の宝庫で、貧血の人にはかかせない野菜です。魚やレバーなど、同じ鉄分を含む動物性食品と一緒に食べると、鉄分の吸収率がよくなります。
● かき （貝）
20種類を越えるアミノ酸をもつ良質のタンパク源で、ビタミン、ミネラルの宝庫。栄養素の多さとバランスのよさは素晴らしく、疲労回復、勢力増強などに即効性があると言われています。
