お茶のもつ力知ってますか?
	 なんとなく「お茶はダイエットにいい」というイメージがある。単にノンカロリーであるというだけではない。お茶のもつ神秘の力を実感してみましょう。
 今もっとも注目の日本茶、ガンや0-157予防、痩身、そして今現在、科学的な分析によって証明されているのが脂肪を分解する、便秘を治す、果てはガンを予防するなどで注目を浴びています。
 有効成分として重要なのはカフェインとカテキンです。
       カフェインは脂肪を分解するサーモゲインというたんばく質を活性化、脂肪太りを抑えまた、利尿作用もあります。コーヒーや紅茶に多いと思われがちですがじつは緑茶の方が多いのです。
       カテキンは腸のぜん動運動を活発にして便秘を改善。コレステロールの吸収を妨げる作用もあります。
 さらに油を流すというサボニン。お皿に塗ったマーガリンに、茶筅で立てた抹茶をかけておいたら、ほとんど洗い流したという実験もあります。代謝を促すミネラル成分のマンガン、脂肪の酸化を抑えて老化を防止するビタミンCも豊富です。ビタミンB群、ビタミンE、たんばく質が多いのは玄米茶。
      

 これほど痩せる要素が多く、栄養豊富、しかもノンカロリー。ダイエット中、これを利用しない手はありません。
      

 朝起きぬけの1杯、食後に1杯、エクササイズを始める前の1杯、途中で冷めたお茶を1杯。汗と一緒に体内の老廃物を排出してくれます。ただし、私たちが太るいちばんの理由はカロリーの過剰摂取です。これを改善しないことにはお茶だけ飲んでも決して痩せられないのです。
    
    
日本茶の種類

 日本茶は大きく分けて6種類で、特にカフェインやカチキンを多く含むものが下記のとおりです。この他に茎茶、芽茶、粉茶などがあります。
      
玄米茶
      番茶に玄米を入れて炒った香ばしい香りのお茶。栄養のバランスがよく、抹茶を混ぜるとさらに効能が高まります。ビタミンB、Eが多く含まれています。
      
 煎 茶
煎 茶
      蒸気を通して酸化酸素を殺し、よくもんで細長い形に完成させたものです。濃緑色で若芽の新鮮な香りがあります。カフェインはやや多めです。
      
番 茶
      煎茶を加工する途中で除去される固い葉や茎、芽で作られます。茶葉に含まれる成分が煎茶や玉露に比べて少なく、熱い湯でもOK。カテキンは多めです。
 玉 露
玉 露
      茶摘みの2週間前に覆いをかけ、直射日光を当てないよう栽培した葉で作る。とろける感じの甘味があります。カフェイン、ビタミンCが多く含まれています。
      
 焙じ茶
焙じ茶
      番茶を強火で炒って香ばしい香りをつけたもの。湿らせてしまったお茶も炒ると焙じ茶風味に。カフェインやカテキンは少なめで夜飲んでもだいじょうぶ。
      
抹 茶
      玉露より長く覆いをして栽培した葉を、蒸して乾燥させ、粉末にしたもの。最もカフェインが多く、ビタミンE、食物繊維も含まれています。
      

 今、健康飲料として脚光を浴びているのが緑茶。緑茶は体にいいとよく聞きます。
       緑茶に含まれる成分、ポリフエノール類が効果の原動力です。
       ポリフエノールといえば頭に浮かぶのが赤ワイン。この赤ワインをよく飲むフランスだけ他の諸外国にくらべ、動脈硬化や心臓病が少ないのです。
       これは緑茶にもいえることで、そのうえノンカロリー、ノンアルコールです。赤ワインより緑茶が優れているといえますね。
      

 緑茶は蒸して乾燥させるのですがその時に特有のポリフエノール類が残ります。それが4種類のカテキン類なのです。
      
多くの病気の原因、活性酸素を緑茶カテキンが消去
 人は酸素を体内に取り入れて呼吸する限り避けられないのが活性酸素という物質が体内に発生するということです。
       活性酸素とは、細菌やウイルスなど、外敵から身を守るために備わった武器です。
       役割といえば、白血球の一種が細菌などを取り込み活性酸素の力を借りて処理することです。
       しかし、処理能力を上回る大量の活性酸素は細胞膜の脂質を高い毒性の物質に変え、細胞にダメージを与えます。

 健康で普通の生活をしている限り、心配はないのですが、現代人の生活には活性酸素を過剰に発生させるストレスや過度の運動、排気ガスや紫外線などさまざまな原因があります。
       そこで活性酸素の毒性を消してくれるのが緑茶カテキン類などの抗酸化物質です。
       ですから、緑茶を飲んで健康な体を維持しましょう。
      
    
茶がらスープの作り方
      ☆材 料☆
      煎茶ならどんなものでもよい。
      湯飲み1杯分に対し茶さじ1杯(約3g)
      注意:宵越しの茶がらは使わないこと。
      
① 茶がらを細かくする
      方法1 手でちきる(できるだけ小さくちきる)
      方法2 すり鉢でする(ぺ-スト状になるのでトロッとしたスープにしたい人にはおすすめ)
方法3 包丁でたたく(トントンたたけばかなり細かくなるので飲みやす<なる。)
      
② 茶がらを1分間煮る
      細かくした茶がらに、水200mlを加える中火で加熱し、煮ること1分。
      
③ 完成
      とけた茶葉ごと飲みます。味つけしなくてOK。渋味がないので飲見やすいスープになります。
      冷やして飲んでもよい。