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ニンニクの効用 疲労回復!精力増強!

 ニンニクには独特の匂いがあり、すりおろすと一段と強烈になります。
 ニンニクにはアリインという成分があって、それをすりおろすと細胞の中に含まれているアリナーゼという酵素が働いてアリインはアリシンへと変化します。このアリシンこそがニンニクの匂いのもとであると同時に疲労回復の為の有効成分でもあるのです。
 アリシンはタンパク質の消化を助ける役目を持ち、ビタミンB1の吸収を高めます。ビタミンB1とアリシンは結びついてアリアチミンとなることで糖質を素早くエネルギーに変換し、更に微量のゲルマニウムも含まれていて体中に酵素を運ぶ働きをするので疲労回復にはもってこいの特効薬になるのです。
簡単ニンニクスープの作りかた

ニンニクの効用1  牛の脂身に熱を加えて油の出たところにニンニクをひと粒あたり3、4片に切ったものを加えて炒める。

ニンニクの効用2 ② ニンニクにほんのり色がついてきたら鶏ガラや牛骨でとったスープ(ただの水でも可)を加える。


ニンニクの効用3  スープが煮立ったら戻したワカメを入れ、塩、コショウで味つけして、仕上げにゴマ油をひとたらしする。


 しかし、すりおろしたニンニクは刺激が強すぎて、疲れていたり空腹時に服用すると胃を痛めてしまうので注意が必要です。アリシンには強力な殺菌作用もあって取り過ぎると腸の中の良い菌まで殺してしまうのです。疲労回復の為に口にしたニンニクで下痢を起こす、なんてことにならないよう気をつけなければいけません。それではどうやってニンニクを食べると良いのでしょう?ニンニクの効用4
 熱を加えると酵素のアリナーゼが壊れて働かなくなるので、アリインはアリシンにならず強烈な匂いもしなくなります。でもアリインがアリシンにならなければ疲労回復に効かないのではないか、と心配な方もいらっしゃるでしょう。アリナーゼがあれば時間がかからないというだけでアリインは結局アリシンになります。おいしく、しかも体に害はない。健康を害した体にはそういう食べ方こそが本当に必要なのではないでしょうか。


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