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クルミを食べて美肌を保とう

 中国の言い伝えに、「美肌を保つためにはクルミを食べろ」というものがある。実際にクルミの成分を調べてみると、この言い伝えが正しかったことがよくわかる。
 クルミには、タンパク質が豊富に含まれている。また、脂質が100g中じつに68.7gも含まれる。しぼってクルミ油をとるぐらいだから、その量の豊富さがわかる。そして、この脂質の中にはリノール酸が大量に含まれているのだ。リノール酸という物質は、コレステロールを減らして、肥満や肌の老化を防いでくれる、重要な栄養素である。ほかにも、疲労回復に役立つビタミンB1、老化防止のビタミンEを含む。
 また、繊維の多さも見逃せない。腸内をきれいにして、便秘を解消することも若さを保つ大事な要素なのだから。
 漢方では薬としても用いられ、不眠症や神経衰弱、冷え性などに効果があるとされている。
 このようにひじょうに栄養価に富むクルミだが、日本ではあまり食べ方が知られていないせいか、それほど食べられていないようだ。そこで、簡単な料理法を一つ紹介しておこう。
 まず、クルミを水に漬けておき、やわらかくなったら適当な大きさに切って、砂糖で煮る。あめ状になったらでき上がり。食べやすいので、子どものおやつなどにもよいだろう。


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