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肝臓は沈黙の臓器・脂肪肝の予防

酒 肝臓は、横隔膜の下、胃の前面、右のわき腹のあたりにある臓器です。肝臓の主な働きは、小腸で吸収され門脈で送られた栄養素からグリコーゲンを作り貯蔵し、必要に応じてグリコーゲンをブドウ糖に作り変えて放出し、人間の活動のエネルギー源とします.また、肝臓は消化を助ける胆汁も作っています.他にもアミノ酸・蛋白質・脂肪の合成やアルコールの分解等、様々な働きがあります。手術
 このように重要な役割を持つ肝臓は、再生能力が優れています。手術で3/4~4/5を切除しても働くことができます。しかし、「沈黙の臓器」と言われるように、異常に気づきにくい臓器でもあるのです。気づいた時には、肝臓の病気がかなり進んでいることもあるのです。
 肝臓病の原因は、ウイルス、アルコール、薬などがあります。週に2日は、休肝日をつくり、肝臓をいたわってあげましょう。そして早期に異常を発見するには、定期的に肝臓の検査を受けることがたいへん重要です。



脂肪肝の予防
脂肪肝は、アルコールの摂りすぎや食べすぎまた、過激なダイエツトなどが原因といわれています。脂肪肝自体は、それはど恐ろしい病気ではありません。しかし、脂肪肝から肝炎、肝硬変さらに肝臓癌へ進行する可能性があることがわかりました。
 脂肪肝の予防、または脂肪肝の改善には、アルコールを控えたり、糖質や脂質を摂りすぎないことが一番です。運動
 アルコールによる脂肪肝は大変有名で、誰しも気にしていることでしょう。しかし、アルコールに伴わないものもあり、これが問題になってきています。「非アルコール性脂肪性肝炎」と呼ばれ、酸化ストレスなどにより脂肪肝が、発症します。こちらの治療は、① 肥満解消:食事、運動、② 薬物治療:ビタミンE(抗酸化作用〉など ③瀉血療法(①、②で改善されない場合):月に1~2回、200~300ccの血液を抜く。の3つがあります。
 やはり、肥満の人は脂肪肝になりやすいので、肥満かなと思われる人は、定期的に検査をうけてチェックしたいものです。
 いろんな原因で脂肪とくに中性脂肪が肝臓に異常に沈着した状態を脂肪肝といい、諸々な肝臓病の入り口です。肥満、過食、糖尿病、アルコールの過剰摂取に起因するが、糖質過剰の食事によるものが増えている。治療は生活習慣を見直すことにつきる、まず脂肪肝をもたらす原因を除去すること。肥満による場合は適度な運動と食事療法を行えば1~2ヶ月で肝臓は元どおりになります。

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