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ポックリ病とは

Q、ポツクリ病とは、どのような病気のことをさすのでしょうか。
A、ポックリ病の定義は 体格、栄養ともによく、外見的にはきわめて健康そうに見え、正常の日常生活を送っている青年男子が、夜間就寝中にうなり声をあげて突然死亡する疾患病であるといえましょう。
 心臓のペースメーカーである洞結節は、線維症が強く、洞結節動脈は直接結節を貫通しないで迂回したり、早期に多数の小動脈に分岐しており、小枝の○○よって酸素や栄養素が供給されています。洞結節動脈周辺には神経の末端が多く、神経循環調節の求心路を形成していますが、血管に走行異常があれば求心路へ入る情報が偏り、洞結節のストレス、結節細胞数の低下をまねくとされています。
 また、房室伝導系の異常の合併率も高く、さらに増悪因子となることも考えられます。
 ポックリ病は、わが国以外では、ハワイで通称ドリーム病(悪夢病)と呼ばれているものや、最近、北米へ移住したベトナムやカンボジア難民の中に全く同じ型の急死の報告例があり、その類似性が注目され、病因解明への重要な手がかりとなっています。
 特記すべき点としては、ポックリ病で死亡する例には、地方からの上京者、管理職のような比較的ストレスの多い職業、死亡前夜の飲酒があげられ、神経循環失調が原因となっているとも考えられています。また、明け方に起こる冠状動脈スパスムや、レム睡眠期に発生する自律神経のアンバランスとの関連も、否定できません。


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