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よい睡眠で健康に!

 現代人は大変多忙です。それは睡眠を犠牲にして仕事をしてきたといっても過言ではないでしょう。実際、ある程度の睡眠不足なら、気力で乗り越えてしまえることがあります。そのため、普段あまりにも睡眠の効用を軽視しすぎてしまいます。けれども睡眠は人間にとって欠かせない休息なのです。行き過ぎた睡眠不足はストレスを生む結果になってしまう場合もあります。時には、自分の睡眠リズムを振り返ってみましょう。
「朝起きて、夜寝る。」
 ほんとに当り前のことですが、こうした活動と休息のリズムは、人間はもとより生物が地球で生き延びて行くための戦略でもあるのです。昼と夜が交互に訪れるという環境のなかで生きるためには、活動する時間帯と、休息する時間帯とをうまく体の中に取り込む必要があります。これは「生物時計」(体内時計)といわれます。体内時計は私たちの体の中にもインプットされています。さらに、大きく発達した脳のためにも休息をとる必要もあります。その方法として生まれたのが睡眠です。人間にとっての睡眠は、体の動きを止めることにより、脳を休ませるためにあるのです。眠たくなるということは、脳が休息を求めているサインです。睡眠は脳のリフレッシュタイムなのです。

快適睡眠のための5つのコツ

● 決まった時刻に寝る
 毎日決まった時刻に寝ている人は、その人のリズムにあった時間帯に、深い眠りと浅い眠りのリズムができてきます。朝型の人でも夜型の人でもそれは同じです。毎日不規則な時間に寝ていると、かえって睡眠リズムを乱すことになります。
● 眠りのリズムをつかんで起きる
 眠りのりズムは1時間30分が1つの周期になっています。例えば、12時に寝たとすれば、目覚めやすいのは1時30分、3時、4時30分、6時になります。起きたい時刻に合わせて寝る時間を決めれば、快適な目覚めを得ることができます。
● 量よりも質
 「充分に睡眠をとる」ということは「長時間寝る」のではありません。充分な睡眠とは質の良い眠り(熟睡)をしっかりとることです。うたた寝はやめて、ぐつすり眠れる態勢を整えてベッドに。
 寝入りばなは一番深い眠りが訪れるときです。寝入りばなに、眼りをさまたげられないようにしましょう。
● 太陽と一緒に目覚める!
 睡眠のリズムが乱れてきたら、まず太陽と一緒に起床することからはじめましょう。朝起きたら朝食をきちんととり、朝刊に目を通すとよいでしょう。そうして脳を起こしてあげます。軽い散歩や朝風呂も効果的です。
● ぬるめのお風呂と軽い運動
 よい寝付きを導く方法は、体温をやや下げることです。ぬるめのお風呂でわずかに体温を上げると、そのあと体温が下がって寝付きがよくなります。熱いお風呂は、体がほてってしまい逆効果です。またストレッチなどの軽い運動も一時的に体温を上げるので、眠気を誘います。

疲れをためないようにヘルスアップ

疲れをためないように職場でヘルスアップ。
 1日中机にむかって仕事をしているひとは、肩や背中がとてもこりやすくなっています。それをほうっておくと、からだのあちこちに影響がでてきます。頭痛や吐き気をおこすこともあります。その日のコリは、その日にほぐすように心がけます。
 デスクワークの人は、できたら1時間に5分程度のマッサージタイムで肩や首をもみほぐすようにしたいものです。
 睡眠は、いちばんの疲労回復方法ですが仮眠でも充分に効果があります。脳を休息させるためには、外部からの刺激を、遮断することが必要です。この刺激は視覚からの情報が3分の2を占めるといわれています。ですから少しの間、目をとじているだけでもかなりの休息につながるわけです。からだが疲れているときは、自然に眠くなります。そのとき、仮眠をとることができればそれだけ疲れがとれやすくなります。通勤時やお昼休みなどの時間を利用して、うまく仮眠をとるようにしましょう。
 朝と3時にほとんどの会社では、ティータイムで一息つくことで仕事の能率アップをはかったりします。コーヒーや紅茶、日本茶に含まれるカフェインは、適量であれば、大脳を刺激し、眠気や疲労感をのぞいたり、筋肉の疲労をいやす効果があります。
 腎臓の血液の循環を促進させ利尿作用もありますが、これらの効果には、個人差がありカフェインを飲んだ時間によっても大きく違ってきます。カフェインの含有量は、もっとも多い紅茶で3%近くコーヒーが0.75%~2.7%、抹茶で2.8%となっています。

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