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肌の正しい手入れの仕方

つやのない肌に有効な手入れをする
つやのない肌は、皮膚に対する栄養が十分でなく皮脂の分泌が少ないために生じます。手入れの方法は、出来るだけ良質のクリームを用いて、マッサージを習慣づけるようにしましょう。
 同時に食べ物のとりかたにも注意しなければなりません。例えば、濃いコーヒーやお茶・わさび・からし・こしょう・たばこなどの刺激性のある食品は、皮膚の敵といってもよく、マイナスの作用しかありませんから見合わせた方がよいでしょう。
 皮脂の分泌をうながす食品は脂肪性のものがよく、とりわけ牛乳・バター・チーズ・肉類・魚類・大豆・有色野菜・くだもの・海草などは、日々の献立には欠かせないものです。
 皮膚を乾燥させる働きのあるアストリンゼントとか、おしろいのような化粧品も用いない方がよいでしょう。
荒れた肌をきれいにしたい
きれいな肌 直接的な手入れ方法としては、クリームや乳液を塗ればよく、それによって皮膚にうるおいを与え、皮膚の乳化膜が補われます。クリームや乳液などの選び方ですが、肌荒れの状態や皮膚の性質によって異なりますが、一般的には皮膚によく浸透する栄養クリーム型のものが効果を呈します。週に一回は栄養パックを行い、栄養クリームをたっぷりとつけましょう。肌荒れは皮膚のうるおいを保つ乳化膜が失われたり、不完全であったりするために生じるのが一般的な現象ですから普段から乳液やクリームを用いて正常な乳化膜を皮膚につくつてやる必要があります。
ひどい肌荒れを手当てする
皮膚にうるおいをもたせるためにはアミノ酸の一種であるセリンを含んでいる化粧品やラノリンを含んだクリームも効果的ですが、ひどい肌荒れの場合にはビタミンA入りのクリームを塗布すると同時にビタミンA剤の内服も併用した方がよいでしょう。
しわの予防と手当てをする
イライラはしわの敵 しわを予防するためには、肌を乾燥させるようなことは出来る限り避けて、肌にうるおいを保つような化粧品を用いることです。その他、睡眠不足もしわの原因になりやすく、日焼けなども禁物です。精神状態も大いに関係がありますのでイライラしたり気持ちが不安になることが多いとしわが増えます。
しわの手当ては、しわとりクリームか若返りクリーム(女性ホルモン・プレグネノロン・ニチステロン・胎盤エキスなどを主成分としたもの)を使用して皮膚に張りをあたえると効果的です。同時に顔のマッサージを根気よく続けましょう。
にきびを予防し手当てをする
にきびは、皮膚があぶら性でそれをそのまま不潔にしておくとできやすくなります。あぶら性が原因となりますから、あぶらっぼい食べ物やバター・てんぷら・甘い菓子・ピーナッツ・チョコレート・主食類・麺類などを制限しなければいけません。代わりに野菜や果物・牛乳などを豊富に摂るように心掛け、睡眠も十分に摂りましょう。
 皮膚を清潔にすることが大切ですから、朝夕二回は化粧石鹸で洗顔するように心掛けましょう。石鹸はできることなら、にきび用の薬用石鹸を用いるとより効果的です。乳液・クリーム類・油性のおしろいの使用はいっさい見合わせアストリンゼントで肌をととのえ、紛おしろいをかるく押える程度にしておきます。
 にきびの化膿がひどい場合は、サルファ剤(シノミン錠・スルキシン錠)の内服が有効ですが、それほどひどくないにきびに、薬を用いる場合には、クンメルフェルド氏液やにきび取り化粧水が適当でしょう。
あせもの手当てをするときは
あせもは汗の分泌がスムーズでなかったり、たまった汗の刺激によって生じるものです。あせもを防ぐには、その日の汗はその日のうちに始末することです。夏はシャワー・行水・入浴などで一日一回は汗を流しましょう。その後でアストリンゼントを用いて肌をひきしめ、クルカムパウダーをたたいて、皮膚をいつも乾燥させておくようにすることです。消炎・殺菌作用のあるカラマインローション(粉末含有化粧水)もあせもには効果があります。もし、あせもが赤く炎症を起こしたときには、湿疹用の治療薬が有効です。例えば、タール剤含有軟膏を塗るのも効果的です。
美容に適した水の温度は
皮膚は外界のちりやほこりで、汚れるばかりでなく汗やあぶらなどが内部から分泌され、古くなつた細胞もあかになってたまり、それをそのままにしておくと皮膚の機能がおとろえて、色つやさえも失ってしまいます。洗顔が美容上きわめて大切なことはいうまでもありません。洗顔用の水の温度は冷水は皮膚を刺激するので不適であり、温度も43度以上の熱い湯も適当ではありません。体温と同じぐらいのぬるま湯が最もよく、これは一年をとおして変わりありません。しかし、春から夏にかけてはぬるま湯で洗ったあと冷水で皮膚をひきしめた方が皮脂の分泌活動も、さかんになり肌のためには良い結果をもたらします。
 あぶら性の人は、ぬるま湯よりもやや熱めの湯で洗った方が良いでしょう。なぜならあぶらをよく溶かすからです。もっとも熱い湯をあまり過度に用いると肌が荒れますから注意が必要です。
しみができて手当てをする
油性化粧品のまちがった使用やストレスなどが原因で最近は日本の女性もしみが多くなっており、戦前の30倍もあるとまで言われています。しみの直接的な原因はもちろん紫外線ですから、まず紫外線を防ぐことが必要です。旅行やスポーツ・ドライブなどのときは得に紫外線に注意する必要があり、日焼け予防のファンデーションなどでカバーマーク化粧をします。
 しみができてしまった時は、まずパッチテスト(化粧品かぶれの程度を調べる方法)を行い、そのうえでPMH(ハイドロキノン・モノベンチール・エーテル)、安定化したビタミンCなどを含むクリームの塗布を行うのが効果的です。といっても即効性はなく平均6~7ヶ月くらい根気よく続けなければなりません。
季節による肌の保護と手入れをする
 春は皮脂の分泌がさかんになり、一般にあぶら性の肌になりやすい傾向があります。クリームや乳液などの油性化粧品の使用は制限し、洗顔も石鹸かスキンクレンザーを用いるようにします。肌を整えるには、さらっとした化粧水がよいでしょう。
 日光が強くなりますから、油脂分の多い濃厚な化粧をして直射日光にあたるのはしみの原因にもなり、あぶら焼けを招くことにもなります。汗などで肌は乾燥しませんから、化粧品は一般にさらっとした淡泊なものを用いましょう。
 夏を過ごしてきた肌は、一般に疲れています。化粧水はアルカリ性のものを用い、次第に乳液からクリームというふうに元の状態に戻していきます。
 肌荒れが生じやすい時期です。春・夏とは反村に油脂分の多いクリームを使用しましょう。また、マッサージを励行して皮膚の血行を促進しなくてはなりません。

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