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老人性白内障について

 目にはカメラでいうとレンズに相当する水晶体という透明な組織があり、黒目の奥の部分がそれにあたります。この水晶体は白く濁る病気が”白内障“です。
症状としては目がかすんだり、視力が低下する、などです。水晶体がなぜ濁るのか。そのメカニズムは現在不明で生化学的加齢変化によるものとしか解っておりません。
 白内障の水晶体にはビタミンCやグルタチホンという物質が著しく減少していること、ということがわかっています、これらが水晶体の線維組織に影響を与えていると考えられます。
 白内障になる原因は大きく3つに分けられます。最も多いものは「加齢」。年をとることで起こる老人性白内障は早い人で40歳代で起こり、60~70歳代と高齢になるにしたがい増える傾向があり、80歳以上の人ではほぼ100%の人がかかっているといわれています。
 次に多いのは「糖尿病」による白内障です。糖尿病、痛風などは白内障の危険因子と思ってよいでしょう。それ以外に強度の近視、ブドウ糖炎などの目の病気がある場合に併発して起こる白内障もあります。
 目がかすむ、明るい所では見えにくく暗い所では見えやすくなる、近くが見えやすく遠くがみえにくくなる、など症状があらわれたら白内障かもしれません。眼科で検査・治療を受けましょう。

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