目の健康・ドライアイ
ドライアイ
「涙の量が少なくて、目もよく乾くので何度もコンタクトレンズを落としたことがあります。
過去に眼鏡をしていたんですが、印象が硬くなるので、コンタクトレンズを手放せません。使い捨てのものにしようかと思っているのですが。
涙の量を増やす治療はないのでしょうか。」
と20歳の女性から質問がありました。
まず、コンタクトレンズが落ちてしまうのには、理由があります。
ガラスの玉に紙を乗せることを想像して下さい。乾いていたら落ちてしまい、ぬれていれば張り付きます。
ドライアイの症状
目がよく疲れる、不快になったりする、
目に入ったコミが取れにくい、
細菌への抵抗力が弱まることもあるといった症状。
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症 状 |
チェック |
乾き目 |
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疲れ目 |
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異物感 |
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目のしょぽしょぼ |
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不意の痛み |
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粘りのある白い目やに |
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目が開けにくい |
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理由もなく涙 |
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不意のかゆみ |
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目が重い |
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瞬きを十秒出上とめられない |
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☆診断結果☆ |
チェックが3つ以上はドライアイの可能性
チェックが8つ以上は疑い濃厚 |
コンタクトレンズも涙のおかげで目の表面にくつついているのです。
この女性の場合、目がよく乾くと言っていたのでドライアイと言われるものです。もともと涙の分泌が少ない場合と、分泌能力は正常なのに乾きやすい場合があります。
目が乾かないようにするのに人間は瞬きをします。
瞬きは、日の表面の涙の層をつくつて蒸発を防いで、涙腺も刺激します。最近ではパソコンや車の運転など凝視し続ける機会が増えています。こうしたことによって瞬きの回数が減り、ドライアイになる人が増えています。(左表参照) 涙の分泌を増やす方法なのですが、直接増やす方法はないのですが、対処法として防腐剤が入っていないドライアイ用の目薬を寝る前に使う、エアコンなどの気流の少ない部屋で過ごすなど、目が乾きにくいようにすることですね。