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増えている特定保健用食品とは

● 特定保健用食品とは
 食品には栄養機能、味覚機能、生体調節機能があります。このうちの生体調節機能をより積極的に活用し、「病気の治療は薬で、健康増進と病気予防は食で」を基本理念として1991年に法制化(栄養改善法)された日本独自の制度による食品です。「特定の保健の目的で摂取する者に対し、その摂取により当該保健目的が期待できる旨の表示が許可された食品をいう」と定義されています。

● 特定保健用食品の現状と今後の動向
W特保マーク  99年6月現在、整腸効果食品(オリゴ糖、食物繊維、乳酸菌を主体にした甘味料や清涼飲料等109)、コレステロール調節(大豆たんばく質を主体にしたソーセージ等10)、ミネラルの吸収促進(カルシウムや鉄を主体にした飲料等8)、血圧調節(ペプチド類を主体にした飲料等5)、血糖値調節(食物繊維を主体にした飲料2)、中性脂肪及び体脂肪調節(ジアシルグリセロールを主体にした食用調理油等5)、体脂肪とコレステロール調節(食用調理油等4)、整腸効果とコレステロール調節 (清涼飲料等2)、虫歯予防(糖アルコール類を主体にしたキャンディー等4)の149品目が許可商品です。特定保健用食品には許可マークが付けられており目印になっています。
 特定保健用食品は錠剤やカプセル型ではなく通常の食品形態をしている食品で、一般の食品店で購入できます。価格も一般食品並みです。特定保健用食品は、食品の機能性重視のなかで徐々に増えていきます。

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