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☆★☆「健康食品」はこれからどうなる

 医薬品は、疾病の診断・治療・予防に使用されるものとされていますが、実際には、疾病の治療手段として用いられることが多いようです。しかし、高血圧症・高脂血症・糖尿病といった生活習慣病は、治療法の進歩にもかかわらず予備軍を含め増加の一途をたどっており、その予防対策が叫ばれております。
 現代の医療に加えて、自らを守る手段として疾病予防策としていわゆる健康食品(特定保健用食品・栄養機能食品を含む)を使用する方々が増えているようです。健康食品
 一方で、需要の高まりが「健康食品」の世界に玉石混交の状態をもたらしていることも否めません。厚生労働省では、専門家を集め今後の「健康食品」のあり方に関する検討を行っており、さきごろその結果を提言としてまとめ公表しております。また、最近独立行政法人国立健康・栄養食品研究所では「健康食品の安全性・有効性情報」をホームページ上に掲載し、中立的な情報としての活用を呼びかけております。
 このような背景のなかで、今後「健康食品」に対して、正しい情報がより一層求められるとともに、生活者の商品選択の眼もますます厳しくなっていくでしょう。


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