ビタミンを効果的に摂る方法
栄養的に十分考慮されている食事を食べていても、必ずしも食品に含まれているビタミンが摂れていることにはなりません。
なぜなら、食品加工・貯蔵・加熱調理などによって知らないうちに栄養分が抜けています。ですから、効果的にビタミンを摂るための注意事項を次にあげました。
■ 野菜に含まれるビタミンを最大に得るには、野菜は洗ったら水を切り、決して水につけておかないこと。
■ 野菜や果物は切ってそのままにしておくとビタミンがどんどん失われる。
あまり切れない包丁で野菜を切ったりすると、組織が傷ついてビタミンが減少する。
■ 冷凍してある野菜は調理する直前に解凍すること。
■ 銅の鍋で調理するとビタミンC・ビタミンE・葉酸が壊れる。ステンレス・エナメル・ガラスの鍋が良い。鉄鋼は鉄を与えてくれるがビタミンCがなくなる。
■ 加熱時間を最短にして、使う水の量を最小にすれば栄養素の破壊は最小ですむ。
よくタバコを吸う人
タバコ一本につき25~100ミリグラムのビタミンCが破壊される。特にビタミンA・C・E・セレニウムなどが助けになります。
よくお酒を飲む人
ビタミン不足が起きる原因の一つにアルコール中毒があります。
お酒を多量に飲むと、通常からだに必要なタンパク質に代わります。場合によっては、ビタミンの吸収を妨げ、また吸収されたビタミンの貯蔵を妨げます。
テレビを長時間見る人
長時間テレビを見るということは、それだけ目が疲労しています。
ビタミンAを余分に摂ること。家の中にこもりがちでテレビばかり見ているなどで、なかなか太陽にあたる機会のない人は、ビタミンDが必要になります。