老眼と老眼鏡

 老眼とは中年になると近いところが見えにくくなる状態のことをいいます。これは加齢によって生じる生理的な現象で病気ではありません。
 原因はものを見るときにピントをあわせるためにレンズの役目をしている水晶体を厚くしたり薄くしたりしていますが加齢と共に弾力が失われ、中年になると水晶体が厚くならなくなり近くのものが見えにくくなるのです。
 新聞などを読むときに目から離さないとよく見えない、薄暗いところで字が読みにくい、長く目を使うと疲れるなどが老眼の始まりです。
 老眼になったら老眼鏡を使用します、老眼鏡を早くかけると度が進むのではないか心配する人がいますが、老眼は年とともに進むもので心配いりません。
 経験から60歳すぎると老眼の度はあまりすすまなくなります。